【商品開発レポート】出雲神菓セゾン｜パティスリーデュレ・セゾン

2025年11月7日

　この記事では、出雲の国小麦プロジェクトの島根県産小麦を使用した商品開発についてご紹介しています。今回ご紹介するのは、島根県出雲市にあるパティスリーデュレ・セゾンさんで製造・販売されている「出雲神菓セゾン」です。

　島根県産小麦「出雲阿麦」を使用し、ここでしか食べられないシフォン生地×クリームのオリジナルスイーツ「出雲神菓セゾン」の商品開発についてインタビューさせて頂きました。

CONTENTS

商品開発インタビュー

Q．商品開発のきっかけは？
　リーズナブルな価格で、美味しいものを提供したいというところから始まりました。口溶けの良いシフォン生地を焼いて、その中にクリームを詰めたらどうかなと。試してみると、シンプルで美味しいものができました。食べたときの意外性、想像以上に美味しく感じられるものが出来上がったと思っています。

Q．島根県産小麦に変えてみて感じることは？
　かなりしっとりと仕上がり、口溶けが良くなりました。元々しっとりとしているお菓子ですが、食べたときの生地とクリームの一体感が増して、より一層美味しくなったんじゃないかなと思います。

Q．製造段階で感じる出雲阿麦の特徴は？
　スポンジをカットする時に、柔らかさが際立っているような切れ具合を感じています。キメがあってふわふわで、特にスポンジのように厚く焼くものほど、柔らかさが分かりやすいです。

～インタビュー後、出雲阿麦について～
　スポンジだけでも商品になるんじゃないかと感じるほど、可能性がある小麦だと思っています。シンプルなスポンジでありながら「洋菓子店のカステラ」として販売しても問題ないかもしれませんね。